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                        | 車の運転など、ちょっとした不注意で大変なことになるケースがあります。
 
 新聞やニュースで、よく⇒ 『衝突などの事故により運転していたAさんが
 全治2ヶ月の「重傷」です』 などの報道があります。
 
 いっぽうの助手席のBさんは重体などの報道もあります。
 
 この違い、やはり気になるところです。
 
 いったい、AさんとBさんでは、どちらが大怪我なのでしょうか?
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 重傷
 
 漢字そのままの状態で「重傷」です。
 全治1ヶ月以上の入院治療を必要とするようなケガ、損傷のことをいいます。
 
 ただし、入院は必要ですが今のところ生命に別状はない状態です。
 
 警察の発表では、被害者の傷の程度によって「重傷」、「中傷」、「軽傷」、の3段階を使い分けており・・
 治療のみで入院の必要が無いケガを「軽傷」、1ヶ月未満の入院なら「中傷」となり例外的に記者独自
 の判断の場合もありますが、ほとんどが警察の発表を基に新聞やニュースの報道がなされています。
 
 ちなみに「重症」は思い病気や重い症状の場合に用いる言葉。
 
 
 重体
 
 容態が重い状態で「重傷」、「軽傷」のように傷の大きさに関する言葉ではなく、大ケガ、脳、内蔵器官
 などの損傷、病気などで生命に関わるほど危ない状態の事を言います。
 
 よく報道で使用されている表現は『意識不明の「重体」です』というような言葉ですよね。
 
 ・・・というわけで。
 
 先の質問の答えですが、「AさんよりもBさんの方がより危険な状況」ということになります。
 
 どちらにしても、「重傷」も「重体」もできれば関わりたくはない2つですね。
 
 ◆まとめで~す◆
 
 「重傷」は大ケガですが生命には別状ない状態で、「重体」は生命にまで関わる危険な状態を指します。
 
 
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